9月初めに日本列島に猛威を振るった台風21号
日吉神社では大した被害もないと思いホッとしていましたが・・・
台風から10日以上経って、とんでもない”事件”が起こりました。
9月17日 夕方5時頃
長床とまとい神社の間にある樹齢250年を越える欅の大木・・
幹の上部がボッキリと折れて、枝を巻き込み参道脇の車道をふさいでしまいました。
それはまるで山がひとつ出来たかの様子
社殿が見えません!
枝はまるで複雑骨折をしたかのよう・・・
間もなく夜になろうとしています。
幸いに春日灯篭や鳥居などへの被害はないようですが・・電線を1本巻き込んでいました。
火災になったら大変です。
もしかしたら、誰か下敷きになっているかも・・・・
そんな不安を抱えて、消防署に連絡。
間もなくパトカーと消防自動車、そして東北電力の方が来てくれました。
総代さんや氏子さんたちも駆け付けてくれました。
そして、電力を遮断し規制線を張ります。
人的被害がないことも確認・・・ほっと一安心です。
翌朝、早速駆け付けてくれた人々。
高所作業車も使わず、人力でこの塊を一日がかりで撤去して下さいました。
これで、とりあえず車道は確保
でも、まだもげた枝がぶら下がっていて危険です。
9月19日
再び作業開始です。
今日は足場を組んで、枝の付け根から撤去することに・・
折れた太い幹は、ほとんど空洞・・
皮一枚でつながっていたようです。
今まで頑張ってくれてありがとう。
そして、奇跡のようにうまい具合に倒れてくれてありがとう。
事故がないよう、作業をやさしく見守ってくれてありがとう。
この樹を生かし、これからも末永く参拝者を迎えてくれることが出来ますように・・・考えていかなくてはなりません。
大きな枝がなくなったことは、とても寂しいけれど頭上には今までより大きな秋の空が広がっていました。