あとは明日の御神幸を待つだけです。
7月27日 快晴です。
朝から気温が上がります。
8時を過ぎると自転車に乗った少年たち続々と長床に集まって来ます。
行列に参加する小学生から高校生まで。
猿田彦さんも支度を終えたようです。
神輿の担ぎ手も集まって来ました。
神輿発輿祭
10時 狼煙と共にお神輿がお旅所へ向けて出発します。
お神輿には神様も乗っていらっしゃるから、とても重いんです。
65名の若衆に依って担がれていきます。
沿道では多くの氏子さんがお迎えしてくれます。
保育園の園児のワッショイワッショイという掛け声が暑さも吹きとばしてくれるようでした。
1時間30分をかけて、元つ宮地の御旅所に到着。
無事にお神輿を奉安することが出来ました。
ここで神様は夕方まで、懐かしい故郷を神遊びされます。
その間、宮司以下神職4名、猿田彦講中13名でお神輿をお護りします。
丁山は御旅所までお神輿に供奉した後は、お昼過ぎに神社の収蔵庫へと戻って来ました。
御旅所では午後3時にもなると夕くねりの準備が始まります。
神輿の装飾をはずし、提灯がが付けられます。
装いを改めたお神輿は、五丁組の若衆105名によって担がれ神社へと戻って行きます。
こちらは5年、10年、15年奉仕というベテラン揃い。
神様も安心してお神輿にお乗りの様子。
1時間30分かけて神社へ無事に還御しました。
このあと社殿の周りを三巡し、お神輿は威勢よく振られ行きつ戻りつを繰り返し、漸く神輿蔵に奉安。
その様子は、まるで神様が「まだもう少し遊んでいたいよ」と、駄々をこねているかの如く・・・
多くの氏子さんがその様子を見守ってくれました。
神輿蔵奉安の後、境内の全ての灯りを消して御霊遷しの儀を行い、御神幸祭すべての祭事を滞りなく終了致しました。
静けさを取り戻した境内には、早くも秋の虫の声が聞こえていました。
暑い三日間でしたが、事故もなく無事に祭事終えることが出来ましたこと、関係するすべての皆様に心より感謝を申し上げます。