日吉神社の社守猫フーちゃん、改め”文月”です。
能代子が待ちに待った”役七夕”が始まります。
今年の当番町”萬町組”は、五能線の線路際に2基の七夕灯篭を並べ、リゾート白神号の乗客を迎えます。
最高気温が32℃を越えた真夏日に、ここにはそれ以上の熱気が溢れています。
笛と太鼓だけのシンプルな正調七夕囃子。
この音色が、能代子に郷愁を呼び、心を湧き立たせるのです。
リゾート白神の乗客も、思わぬ七夕の歓迎に大喜びだったそうです。
町内の廻丁を終えた二基の七夕は、七時半過ぎに柳町に着きました。
すごい人出です。
太鼓を叩く男衆も気合が入ります。
やがて、柳町の坂を上って行き、上町で解散式。
ここで音頭上げが行われます。
おっとごー おとごのせーほら
エーヨーイヤサー
よーいとなー
ソーラーエンヤ アリャアリャドッコイ
ヨーイドッコイ ヨーイドッコイナー
そーらーえー 阿部比羅夫のやーえ
そーらー開い港 よーいとなー
そーらえー 神代ながらにやーえー
そーらー藤波揺れる
そーらえー これでもいがねがやーえ
そーらー 神々頼む
(これは、能代市教育委員会発行の「能代役七夕」記載の畠新若の音頭上げを抜粋したものです)
天気にも恵まれ、最高の七夕でした。
明日は鯱流し。
炎暑の眠気を覚まし、秋の豊作を祈り、様々な厄を祓うと言われる鯱流し。
七夕の大切な行事です。
帰りがけに、七夕を熱く語る若者に会いました。
伝統と文化を守りながら郷土の発展の為に、若者たちよ、熱く燃えて下さい。