日吉神社の社守猫”フーちゃん”です。
久しぶりに朝陽が眩しい爽やかな朝です。
桜はすっかり散って、新緑が朝陽に輝いています。
今日は、この鉄扇のお花について、フーちゃんがお話します。
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この鉄扇の名前は”マラヤガーネット”
先日、女性の方が届けてくれました。
話は今から10年くらい前にさかのぼります。フーちゃんがまだ生まれる前のお話です。
能代市からちょっと離れた,静かな村の大きなお家を解体することになり、宮司さんがお祓いにいきました。
それはとても古くて、葺屋根の家で、どっしりとした大黒柱があり、歴史を感じさせる家でした。
でも、茅葺の吹き替えが困難を極めること、だいぶ痛んで来たために、立て替えられることになったのです。
5月の暖かな日で、お庭には鉄扇がとても綺麗に咲いていました。
その家主さんが、鉄扇の苗を届けてくれたのです。
女の人は言いました。
「もっと早く届けようと思ったけれど、なかなか来られなくて・・」
その人は、宮司さんが鉄扇をとても綺麗だと言って眺めていたのを覚えていてくれたのです。
10年経っても覚えていてくれて、とても嬉しかった!って、宮司さんがフーちゃんにお話ししてくれました。
鉄扇さん、大きく育って、ずっとお花を咲かせてね!