日吉神社の社守猫”フーちゃん”です。
今日は、いきなりハリー兄さんの話からです。
朝の散歩の時に、青空から悲しげな白鳥さんの声がして・・
真っ青な空を、白鳥さんの大編隊が、北を目指して飛び去って行ったそうです。
白鳥さん、長旅気をつけてね!
また、冬には戻って来てね!
さて、これはなんでしょう?
と、ハリー兄さんはフーちゃんの真似をしています。
でも、影ってとても面白いものですね。
お日様がどこにあるかで、影の位置は、変わって来る・・・当たり前のお話だけれど・・・
そう言えば、こんなお話もありました。
昔むかしの”古事記”というお話です。
フーちゃんは、以前宮司さんからお話を聞いたことがあります。
ちゃんと、お話できるかな。
”カムヤマトイワレビコノ命(後の神武天皇)は、高千穂の宮でお兄さんのイツセノ命と話合いをしました。「何処へいったらもっと平安に国を治めることができるだろう。私たちはもっと東の方へ行ってみよう」
そして、東へ東へと進んで行くと、途中で”ナガスネビコ”という人と戦になりました。その戦の最中に、兄のイツセノ命は、敵の矢に当たり傷ついてしまいます。イツセノ命はこう言います。「私たちは、アマテラスオオミカミ(日の神)の御子なのだから、お日様にかって戦うことは良くないのだ。その為に卑しい者の矢で怪我をしたのだ。これからは、ぐるっと回って日に背を受けて戦うことにしよう」
アマテラスオオミカミ様のお孫さん”ニニギノ命”の御子が”ヤマサチヒコ”。その御子は”ウガヤフキアエズ命”そして、その御子が”カムヤマトイワレビコ命”と”イツセノ命”。
お天道さまに、顔向けが出来ない・・て言うように、私たちはお日様に顔を真直ぐに向けて、心正しく生きていきたいものです。
どう?フーちゃんにしては、素晴らしい講義でしょう?
あーー!疲れた。
フーちゃん、家に帰ります。
暫くお休みします・・