日吉神社の社守猫”フーちゃん”です。
今朝は早起きして、宮司さんがお日供に来るのを、外で待っていました。
寒かったわ。
宮司さん、早く家に入りましょう・・
今日はこんな電話がありました。
「お電話で失礼ですが、"祓詞"の意味を教えて頂けますか?」
と、とても丁寧な女性の方からの電話です。
フーちゃん、一生懸命に宮司さんのお話を聞いています。
『”祓詞”というのは、お祭りを始める前の”修祓(しゅばつ)”の時に、申し上げる言葉です。
掛けまくも 畏き イザナギの大神
筑紫の日向の橘の小戸のあはぎはらに
禊祓へ給いしときに なりませる 祓戸の大神たち
諸々の禍事 罪穢れ あらんをば
祓へ給い 清め給へ と申すことを聞こしめせと
畏み畏みも申す
おおざっぱに現代語にすると、
【口に出して名前を申し上げるのも恐れ多いイザナギの大神さまが、筑紫の日向の橘の小戸のあはぎはらという処で、水に入って、禊をなさったときに、ご出現になった祓戸の大神さま
色々な災いや 罪や穢れがあるならば、お祓いして下さい、清めて下さいと申し上げることを、どうぞお聞き下さい、と大変恐縮ですが申し上げます。】
イザナギ大神様は、亡くなった愛しい奥様を追って黄泉の国へ行き、そこで穢れを受けて帰って来ます。
大神さまは、心身を清める為に、”筑紫の日向の橘の小戸のあはぎはら”という処で禊をして、その結果、尊い神々を生むことになるのです。
汚れてしまった心身も、祓を受けることにより、清浄に戻り、清らかになることが出来ると言えるでしょう。
私たちが生活を営んでいれば、知らないうちに心身に垢のようなものがついてしまいます。
そういうものを祓い清めて、清々しい気持ちで神様の前に進ませて下さい、というのが、祓詞に込められた祈りの心です。
やっぱり、フーちゃんには難し過ぎたわね・・・と宮司さんの笑い声が微かに聞こえてきました・・・
さて、たっぷりお昼寝をして・・
夕方外へでたら、夕陽が鳥居を赤く染めていました。
東京では、桜が満開になったそうです。
能代の開花は4月28日ですって。フーちゃんも楽しみにしています
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