二十四節気「春分」の初候は”雀はじめて巣くう”
スズメたちが、枯れ草や毛を集め、巣をつくりはじめる頃。
日吉神社の境内でも、鳥たちの囀りが一段と賑やかになって来ました。
今日は清々しい青空が広がりましたが・・・。
昨日と一昨日は、思いがけない春の雪。
そして、陽射しが戻った今日の午後には、あっという間にキクザキイチゲやクロッカスが咲き始めました。
そんな中、日吉神社の長床で、秋田県神社庁能代山本支部主催の「浦安の舞講習会」が開催されました。
”浦安の舞”は、昭和15年に皇紀2600年奉祝会に合わせて、作られた巫女神楽。
歌詞は、明治天皇様の御製
”天地(あめつち)の神にぞ祈る 朝なぎの海のごとくに 波たたぬ世を”
世の中が穏やかで、人々の心が平安でありますように・・という祈りが込められています。
今日の講習会には高校生、中学生そして大人も参加しました。
神様に奉納する舞とあって、普段は活発な子供達も神妙な態度で熱心に稽古に取り組んでくれました。
全くはじめて参加した人も、一通り舞えるようになり、みんな爽やかな笑顔を残し帰って行きました。
いつか、神様の前で奉納する日を夢見て・・・
”お疲れ様でした”と言うかのように、夕焼けが優しく鳥居を照らしていました。