能代のお母さんたちは”ものづくり”が得意です。
3月18日から20日まで、”てづくりフェスティバルinのしろ”が、街のあちらこちらで開催されています。
文化会館で開催されている”つるし飾り展”
”つるし飾り”は江戸時代から始まった風習で、桃の節句に布製の細工物を飾って女の子の無病息災や良縁を祈願したものと言われます。
福岡県柳川市のさげもん、静岡県東伊豆町の雛のつるし飾り、山形県酒田市の傘福が日本三大手芸と言われます。
能代では、数年前からこのつるし飾りがとても盛んになって来ました。
一針一針、心を込めて作られたつるし飾りには、それぞれ祈りの気持ちが込められています。
子供の豊かな成長を祈り・・・
ハトには平和の祈りを込めて・・・
日吉神社の丁山のご祭神としてもお馴染みの三番叟は祝いごとに欠かすことが出来ません。
フクロウには、苦労をしない人生を祈ります。
赤い目のウサギは、病気を治す力があるそうです。
亀はもちろん、長寿の祈り。
金魚は”金余”とも言われ、お金に不自由しないように・・・
そして、申年の今年に因んででしょうか?
おサルさんも沢山ありました。
そして、秋田県や能代市に馴染み深いこんなものが・・
能代の特産、ミョウガとネギ。
キリタンポに欠かせない、キンダケ。
ハタハタ!
ハクチョウ
こんな可愛いお地蔵さんもありました。
会場にはひと足早く、本格的な春が訪れたような賑わいでした。
つるし飾りは、子供の健やかな成長を祈ったのが始まりとされます。
お母さんの愛情たっぷりのつるし飾り。
会場には、作った方々のやさしい気持ちが満ち溢れていました。
能代のお母さんたち、ありがとうございました。