日吉神社の社守猫フーちゃん、改め”文月”です。
昨夜は久しぶりに本格的な雨になりました。
雨に洗われて、境内の若葉は一段と輝きを増しています。
今日は”子供の日”、端午の節句です。
”節句”とは、古くから宮中において季節の変わり目に、邪気を祓い、無病息災や豊作、子孫繁栄などを願ってお供えをして宴を催した日のこと。
その時に神様にお供えする食べ物のことを”節供”と言いました。
5月5日の”端午の節句”は”菖蒲の節句”とも言われます。
5月は邪気の多い月と言われ、それを祓う為に菖蒲を浸した酒を飲んだり、ヨモギを軒につるしてチマキを食べたりしました。
端午の節句に”柏餅”を食べるようになったのは江戸時代からと言われます。
柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちない為、家系が途絶えないようにという祈りが込められています。
面白いことわざをひとつ。
「六日の菖蒲、十日の菊」・・・?その心は?
当日までは価値があるけれど、その日を過ぎると一気に価値がなくなること。時期を逸して価値がなくなった状態を示します。
現代風に言えば、12月26日のクリスマスケーキ、ってことですね。
さて、今日は能代のお隣の町の春祭りのお手伝い。
農村地帯のこの地域では、春祭りはとても大切です。
農作業を前に、荒き風、悪しき水、這う虫などの災いなく、豊かな稔りの秋を迎えることが出来ますように。地域に災いなく、ここに住む人々が皆仲良く助け合い、そして地域の発展と家庭の円満、子孫繁栄を祈るお祭りです。
こちらの狛犬さんは、こんなお顔でした。
ちょっとオリエンタルな雰囲気ですね。
夕方、峰浜村にある手這坂へ・・・
江戸時代の紀行家 菅江真澄が”桃源郷”のようだと称えたところです。
裏手には清流が流れていました