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秋田県 能代鎮守 日吉神社

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山の神様の日

日吉神社の社守猫フーちゃん、改め"文月”です。

久しぶりに、清々しい朝です。
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神社の南側から、朝陽が昇ります。
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今日は”山の神様”の日。
”山神祭”が行われます。
ハリー兄さん、宮司さんから"山の神さま”のお話を聞いています。
朝陽がちょっと眩しそうですね。
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『山の神様は、(オオヤマヅミノカミ)”とその娘さんの”木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)。
大山祗神さまは、イザナギ・イザナミが風に神様、木の神様、野の神様などと一緒に生んだ山の神様です。

山の神様のお話は、確か以前にもお話したはず・・・
そうそう、木都能代の町では、山神祭は1月12日に行われるというお話をしたのでしたね。

今日は、木花咲耶姫さまとアマテラス様のお孫さんのニニギノミコトさんとの恋の物語です。(古事記より)

高天原から地上へ降り立たれたニニギノミコト様は、ある日とても美しい女性と出会いました。
ニニギノミコトが、名前を尋ねると、「私は、大山祇神(オオヤマツミノ神)の娘で、木花咲耶姫です。」と答えます。女性のあまりの美しさにニニギノミコトは、すぐにその場でプロポーズします。奥ゆかしい女性は、「私にはご返事出来ません。父のオオヤマツミにお尋ね下さい」と答えます。

早速、父上に、結婚を申し込んだところ、オオヤマツミ神は大喜びで、木花咲耶姫と、お姉さんの石長姫(イワナガヒメ)の二人を、沢山の贈り物とともに、送り出しました。

残念ながら、木花咲耶姫と違って、石長姫はあまり器量良しではありませんでした。そこで、ニニギノミコトは、石長姫は送り返し、木花咲耶姫だけをお嫁さんにします。

オオヤマツミは、残念そうにニニギノミコトに申し上げます。
「石長姫を妻にすれば、貴方さまの命は、雪が降り風が吹いても、常に石のごとく永遠であること、また木花咲耶姫を妻にすれば、木の花の栄える如く、貴方様の御世が栄えることを神様に祈っていたのです。でも、石長姫をお返しになったので、残念ながら天の神様のお命は永遠ではありません」、ということで、人の命には限りがあるようになったそうです。

石長姫様は、日吉神社の境内にもひっそりとお祀りされていますよ。』

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難しいお話を聞くのが得意なハリー兄さん。
最後までしっかりと、お話を聞いていましたね!
フーちゃんだったら・・・・きっと・・・
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by noshirohiyoshi130 | 2012-12-12 20:44 | 文月の社務日誌 | Comments(0)