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秋田県 能代鎮守 日吉神社

能代の役七夕 その3

日吉神社の社守猫”フーちゃん”です。

「七夕も終わると、もう秋が来た感じがしますね」
お参りに来た人と宮司さんが、そんな話をしています。
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昨日は”立秋”でした。
朝夕は、めっきり涼しくなりました。

さて、お待たせしました。
8月5日・6日に行われた能代の役七夕をたっぷりとご覧下さい!

最高気温32.4℃の炎天下の中、丁内を回丁したそれぞれの七夕が、午後4時半に”東若””畠新若””畠若””上若”の順に運行を開始。
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大丁”上若”は、一番の華として、最後尾に着きます。
昔はその順番や、様々な”七夕理屈”があり、丁内での喧嘩が絶えず、運行が2時間も3時間もストップすることも「あったそうです。
大丁の前に位置する加勢の灯篭のことを”担木元”と言い、そのポジション争いも大変だっだそうです。
現代は、各町ごとに取り決めがなされ、争いはなく、スムーズに運行されています。

親丁であり今年の”大丁”を務める上若の鯱の尾ヒレだけがピンととがって天を突いています。
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それ以外の、加勢丁の尾ヒレは、こんな風に・・・尾ヒレを隠すように、雲が描かれています。
シャチの形や色、顔もみんな違うんですって。
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真ん中に、日吉神社から頂いた御幣が掲げられていますね。

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そして、この鯱が、電線の下を通る時にパタッと倒れるのが、現代の能代七夕の特徴。
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沿道の大勢の観客から、歓声が上がります。
電線が引かれる前、江戸時代の灯篭は20メートル近くもあったそうですよ。

駅前で太鼓の揃い打ちが行われ、太鼓の音と笛の音、威勢の良い音頭上げが夜空に響きます。

解散式には大勢の人が詰めかけています。
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翌日8月6日 鯱だけとなって、台車に乗せられ・・
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シャチ流しが行われる、米代川の河口に向かいます。

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川に浮かんだ、シャチに間もなく火がつけられます。
一瞬の静寂 そして、道中囃子が、哀愁を帯びた”流し囃子”に変わると・・・
〈ああ、夏も終わったなあ〉、と宮司さんは感じるそうです。

炎暑の眠気や疫病を祓う為に行われる、シャチ流し。
神社から頂いた御幣が、ゆらゆらと揺れています。

悪いもの、みーんな海に流れて消えて行け!

海には、きっと大きな大きな浄化作用があるのです。
「大祓詞」が言うように・・神様がいらっしゃって、悪いものをガブガブ呑みこんで、大きな息を吐いて、どこかへ吹き飛ばして下さるのです。

『・・・(前略)・・・かく持ち出でいなば 荒潮の潮の八百道の八百合に坐すハヤアキツヒメという神 もちかか呑みてむ かくかか呑みてば 伊吹戸に坐すイブキドヌシという神 根の国 底の国に気吹放ちてむ かく気吹放ちてば 根の国 底の国に坐すハヤサスラヒメという神 持ちさすらい失いてむ かくさすらい失いてば 罪と言う罪は在らじ と 祓へ給ひ 清め給うことを・・・・(後略)・・・』(大祓詞より)

七夕の”流し”も終わって・・・
空は秋色を帯びて来ました。
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Commented by かごやのひろし at 2012-08-09 00:14 x
たくさんのすばらしい七夕の写真をのせてくださりありがとうございました。日本人はお祭りが好きだといいますが、私もお祭りの写真を撮るにあちこち歩きますが、ほんとうにそうですね。最近では東京近県の都市に行くことが多いですが、町をあげてという雰囲気があり、よいものです。お金が大変かかるものですので、関係者のご苦労がしのばれます。人間社会、生存競争のきびしい現実がある一方、こうした集団で楽しむことを行う人間もすてたものではないです。
by noshirohiyoshi130 | 2012-08-08 20:04 | 文月の社務日誌 | Comments(1)